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もある。
村外公演は団員にとっては、他流試合の場である。91年には、東京・青山劇場で公演した。95年6月には福島市で開いた福島県地域文化サミットに出演した。地道な活動が認められ、84年には文部大臣の表彰を受けた。

 

2 尾瀬
「尾瀬」は、ミズバショウをはじめとする可憐な高山植物が咲き誇る自然の宝庫である(写真3)。国が60年に特別天然記念物に指定している。日光国立公園の一角を占める。標高1,400mの「尾瀬ケ原」は、東西6?q、南北2?qで、本州最大の湿原地帯である。尾瀬沼はその昔、燧ケ岳の噴火でせきとめられてできた。東西2?q、南北1.2?qの湖面は燧ケ岳の雄姿を映す。燧ケ岳の山頂からは、尾瀬はもちろん日光や越後の連山を望むことができる。
沼の東岸には、村営国民宿舎「尾瀬沼ヒュッテ」がある。木造2階建てで、150人収容できる。5月から10月にかけて営業する。

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写真3

第4 事業の効果
最も顕著な事業の効果は、村の就業構造が変化したことである。槍枝岐で、観光を中心とした第3次産業が発達したのは、73年に温泉が湧出し、75年に温泉の全戸給湯が実現してからである。村は、尾瀬以外には公設の宿泊施設をつくらず、村民に民宿を奨励した。「温泉付きの民宿」が売り物である。現在は、旅館が6軒、民宿が46軒あり、就業人口の65.3%が観光などの第3次産業に従事するようになった。

 

 

 

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